AI議事録ツールが約束することは、どれも同じです。話せば、あとで文字起こしとメモができあがります。違いが出るのは、日々の使い勝手に関わる部分です。ボットが通話に参加するのか? 音声はどこに送られるのか? 会議室での会議に対応できるのか? そして、1人あたり毎月いくらかかるのか? このガイドでは、各社の料金ページとヘルプページをもとに、Macで使える主な選択肢を比較します。

私たちは、以下のアプリの1つであるPoffleを作っています。そのため、できるだけ公平になるよう心がけ、ほかのアプリのほうが適している場合はそう書いています。

比較一覧

アプリ料金会議ボット文字起こしの処理場所対面の会議
Poffle$25の買い切り(税別)、Mac 2台までなし。Macのマイクと通話の音声を録音Mac上対応。Macのマイクで録音
GranolaBusiness:1ユーザーあたり月額$14(月払い)なし。コンピュータの音声を録音クラウドの文字起こしプロバイダ。音声は処理後に削除対応。モバイルアプリを使用
Otter.aiPro:1ユーザーあたり月額$16.99、年払いなら月額$8.33参加者としてZoom、Meet、Teamsに参加。ボットなしのデスクトップアプリもありOtterのクラウド(AWS、米国)対応。デスクトップ、Web、モバイルアプリ
Fireflies.aiPro:1シートあたり月額$18、年払いなら月額$10デフォルトでボット(Fred)が参加。ボットなしのデスクトップアプリもありFirefliesのクラウド(AWSとGoogle Cloud、米国)対応。モバイルアプリを使用
FathomPremium:1ユーザーあたり月額$20、年払いなら月額$16デフォルトでボットが参加。Macではボットなしのモードがベータ版Fathomのクラウド(米国)対応。iPhoneアプリを使用
JamiePlus:月額$29、年払いなら月額$24なしフランクフルトにあるJamieのサーバー。音声は処理後に削除対応。ノートパソコンかスマートフォンで録音
MacWhisperPro:€64の買い切り(直販版)なしデフォルトはMac上。クラウドでの文字起こしも選択可対応。Macのマイクで録音
Notion AI Meeting NotesNotion Businessが必要:1メンバーあたり年払いで月額$20、月払いなら$24なしNotionの文字起こしパートナー。音声は保存されない対応。モバイルアプリがおすすめ

2026年10月21日に各社の公式サイトで確認しました。プランや価格は変わることがあるため、決める前にご確認ください。

選び方

  • ボットの有無。参加者として加わるボットはどのコンピュータでも使えますが、全員から見え、ブロックしている企業もあります。ボットを使わないアプリは、代わりに自分のコンピュータの音声を録音します。
  • クラウドか、デバイス上か。ほとんどの議事録ツールは、文字起こしのために音声をアップロードし、メモを自社のサーバーに保存します。会議の内容が機密なら、その両方がどこで行われるかを確認しましょう。
  • 1人か、チームか。1シートあたりの料金で支払っているのは、共有ワークスペース、CRMとの同期、管理機能です。自分のメモだけが必要なら、それらは要らないかもしれません。
  • プラットフォーム。Windows、Android、Webで動作するのは一部のアプリだけです。
  • 長期的な料金。ほとんどのプランは、1人ずつ毎月料金がかかります。以下のアプリのうち2つは買い切りです。

Poffle

Poffleは、通話が始まるとそれに気づいて録音を提案し、通話が終わると停止します。ボットは参加しません。文字起こしはAppleのオンデバイス音声認識で、決定事項と担当者付きのアクションアイテムを含む会議メモはApple Intelligenceで作成されるので、すべてがMacに残ります。会議をまたいで質問すると出典付きの回答が得られ、アクションをリマインダーAppのリマインダーにできます。料金は$25の買い切りで、クリップボードの履歴やファイルトレイなど、ほかに8つのツールが付いています。Appleシリコンを搭載したMacとmacOS 26が必要で、Windows版、モバイル版、チームのワークスペースはありません。おすすめの人:サブスクリプションなしで、プライベートなメモをMacで作りたい人。

Granola

Granolaは、ボットを使わずにコンピュータの音声を録音し、テンプレートや保存済みのプロンプトを使って整ったメモを作成します。文字起こしはクラウドのプロバイダで行われ、メモは米国にあるGranolaのサーバーに保存されます。Mac、Windows、iPhone、Androidで動作し、チーム向けの共有フォルダや連携機能があります。Businessは1人あたり月額$14で、無料プランでは30日より前のメモがロックされます。おすすめの人:ボットなしのメモを共有ワークスペースで使いたいチーム。詳しくはGranolaとPoffleの比較をご覧ください。

Otter.ai

OtterのNotetakerは参加者としてZoom、Meet、Teamsに加わりますが、デスクトップアプリならNotetakerなしでも録音できます。音声と文字起こしはOtterのクラウドに保存されます。リアルタイムの文字起こし、モバイルアプリ、チームのチャンネルがあり、6言語の文字起こしに対応しています。Proは月額$16.99、年払いなら月額$8.33で、無料プランには月300分が含まれます。おすすめの人:すべてのデバイスでリアルタイムの文字起こしを使いたい、英語で仕事をするチーム。詳しくはOtterとPoffleの比較をご覧ください。

Fireflies.ai

Firefliesは、デフォルトでボットのFredを送り込み、デスクトップアプリではボットなしの録音もできます。100以上の言語を文字起こしし、ほとんどのCRMや業務ツールと連携します。Proは1シートあたり月額$18、年払いなら$10です。おすすめの人:会議のデータをCRMに取り込みたい営業チームやカスタマーチーム。詳しくはFirefliesとPoffleの比較をご覧ください。

Fathom

Fathomはデフォルトでボットを使って録音し、Macではボットなしの録音をテストしています。無料プランは充実していて、録音は無制限、詳細な要約は月5回まで使えます。Premiumは月額$20、年払いなら$16です。おすすめの人:機能のしっかりした無料プランを使いたく、ボットが参加しても構わない人。

Jamie

Jamieは、Mac、Windows、スマートフォンでボットを使わずに録音し、フランクフルトのサーバーで音声を処理したあと、音声を削除します。そのため、ヨーロッパでよく選ばれています。Plusは月額$29、年払いなら$24で、無料プランには1件30分までのメモが月10件含まれます。おすすめの人:EU内で処理される、ボットなしのメモを使いたいヨーロッパのチーム。

MacWhisper

MacWhisperは、Whisperモデルを使ってMac上で文字起こしを行い、100言語に対応し、Pro版では会議を録音できます。Pro版は€64の買い切りです。あくまで文字起こしが中心のツールで、接続したAIプロバイダを通じて文字起こしとチャットできますが、決定事項や担当者付きのアクションアイテムを含む構造化されたメモは作成しません。おすすめの人:正確なオンデバイスの文字起こしや字幕が必要な人。

Notion AI Meeting Notes

Notionは、デスクトップアプリとモバイルアプリからボットなしで録音し、会議メモをNotionのページにまとめます。文字起こしはNotionのパートナーを通じて行われ、音声は保存されません。利用にはBusinessプラン(年払いで1メンバーあたり月額$20)が必要で、16言語の文字起こしに対応しています。おすすめの人:すでにNotionで仕事をしているチーム。

会議アプリに組み込まれた機能

Zoom、Microsoft Teams、Google Meetは、それぞれ自分の会議を要約できます。Zoomは有料のZoom Workplaceプランに会議の要約を含めており、無料プランでも月3回使えます。月額$10のMy Notesプランなら、ほかのアプリや対面の会議にも対応します。Teamsのintelligent recapには、Teams Premiumライセンス(年払いで1ユーザーあたり月額$10)またはMicrosoft 365 Copilotが必要です。Google MeetのTake notes for meを使うには、Workspace Business Standard以上(年払いで1ユーザーあたり月額$14から)が必要で、対応言語は8つです。すべての会議が1つのアプリで行われ、主催者が適切なプランを持っているなら便利ですが、メモはその会社のもとに保存されることになります。

どれを選ぶか

メモをチームのワークスペースやCRMに置く必要があるなら、会社ですでに使っているチーム向けツール、つまりGranola、Otter、Firefliesを選びましょう。1人でMacを使っていて、毎月料金を払わずに会議の記録を自分のコンピュータに残したいなら、Poffleはまさにそのために作られており、日常的に使えるツールもひとそろい付いてきます。Poffleには7日間のトライアルがあるので、実際の会議をいくつか録音してから決められます。

参考資料

このガイドで参照した公式ドキュメントと資料です。

  1. Granola:料金
  2. Otter.ai:料金
  3. Otter.aiヘルプ:Otter Notetakerの概要
  4. Fireflies.ai:料金とプラン
  5. Fathom:料金
  6. Fathomヘルプ:Fathom 3.0のボットなし録音
  7. Jamie:料金
  8. Jamieドキュメント:データの取り扱い
  9. MacWhisper
  10. MacWhisperヘルプ:会議の自動録音
  11. Notion:料金
  12. Notionヘルプ:AI Meeting Notes
  13. Zoom:Workplaceの料金
  14. Zoomサポート:AIによる会議の要約
  15. Microsoft Learn:Teams会議のintelligent recap
  16. Microsoft:Teams Premium
  17. Google Meetヘルプ:Take notes for me
  18. Google Workspace:料金
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